自然と人が集まってくる「暖炉」で、「火」を楽しむ贅沢な時間と居心地の良さをたっぷりつめこんだ、Y様邸。窓を大きくとり、真っ白な壁に家具は深い色合いのもので統一し、明るくメリハリのある空間に。
天窓を設けたリビングはくつろげるようタタミにしました。体と心を暖めてくれる暖炉は、揺らぐ炎とパチパチという音で、目と耳も楽しませてくれます。壁一面に設けた本棚は、家族の興味や好奇心の宝庫。空間をやわらかくつなげることで家族の足音や声が聞こえ、時間と感覚を共有しながら生活できる、「安らぎ」と「トキメキ」のあるお家です。
敷地条件を最大限に活かす
高台のロケーションを活かして、光や風、眺望を上手に採り込む開放的な間取りを計画。旗竿形状の長いアプローチ部分は、ご夫婦こだわりのお庭スペースとして活用しています。ご家族のお気に入りの家具や雑貨も引き立つようにコーディネートしました。週末に自然を感じながらご家族がのんびり過ごせる住まいを実現しました。
本棚とカウンターを造作した2階ホール。吹抜を介して、キッチンからの気配もうかがえます。
アンティーク調に製作したリビング扉を開けると、ダイニングキッチンからリビングへとつながる大きな空間が広がります。2階へとつづく階段に面する大きな窓からは、たっぷりの陽光が差し込み、室内は一日を通して明るい空間に。リビングには、ステップと勾配天井を設けて連続する空間にメリハリをつけ、壁には一面の書棚を造作。「暖炉のそばでゆったりと本を読む」映画のような暖かく優雅なシーンを連想させてくれます。
台形の箱型が愛嬌のある「Baco」シリーズの家具。北欧テイストが好みの奥様が結婚時にチョイスされたもの。ご夫婦ともにビンテージ感が好きで、傷がつくことについては大歓迎とのこと。お家の設計にはこれらの家具を置く位置についても熟考されたとか。
照明や食器など一つ一つにこだわった小物たちは、収納にほどよくまとめられており、住む人の「色」を感じさせるインテリアとして活躍しています。奥様は民芸品などもお好きで、インテリアや食器類は作り手が見える製品をチョイスされています。ドライフラワーは、玄関アプローチのお庭の植物を使って奥様がご自身で作成されたもの。
鏡の枠は結婚式のウェルカムボードに鏡をはめ込んで再利用したもの。友人の鏡職人のお手製の逸品です。洗面所入り口ドアには、中村弘文氏デザインの引き戸用カンヌキを使用。機能性を秘めたシンプルで美しいデザインがお家の雰囲気にマッチ。
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