2024.08.02
保田_健太朗
こんにちは、Labo保田です。
今回は私の好きなJames Turrellという芸術家を紹介させて頂きます。
彼の作品は主に光と空間を題材としたインスタレーションアートの為
建築物もこのアートには重要な要素であり、住空間にも密接な関連があるという事
私が実際に体感した
金沢の21世紀美術館にあるBlue Planet Sky ・ 地中美術館の OPEN SKY
この作品は、部屋の中方部、天井面の一部を正方形に切り取られており
訪れた人はその切り取られた天井面に視線を向け、ただただ空を眺めるというシンプルなものです。
普段の生活の中で空の色や光の変化に関してあまり意識することは無いと思いますが、
ここではそのような変化に没入できる空間になっており、普段の生活では感じることの出来ない体験が出来ます。
一日を通して流れる雲の変化や、空の色や日射による光と影の見え方等の変化を感じることができます。
シンプルな空間の構成ですが、そこに自然の美しさや変化を感じることができ、なんだか心地良かったりもします。
住宅を設計するにあたり多かれ少なかれ窓は無くてはならないものです。
主にはその窓を通じて必要な採光を取得したり、換気や庭や外を眺める為だったりすが、
窓の配置計画や居場所を少し工夫する事で日々の変化を楽しめたり、
心地の良い空間として住まいづくりにもちょっとしたスパイスを加える設計が出来るのではないでしょうか。