2024.08.24
伊東 朋哉
こんにちは。住空間設計Laboの伊東です。
今回は直近にお引き渡ししたお客様宅で造りつけた
洗面化粧台をご紹介したいと思います。
Laboではよく、洗面化粧台を造作でご提案することがあります。
メーカーのユニット洗面台も機能的で、デザインがいいものもたくさんありますが
水栓やミラー、ボウルなど、お気に入りのモノをひとつひとつ選んでつくる
自分だけのオリジナルデザインの洗面台は、ユニット洗面台にはない味わいがあります。
造作洗面台は、ユニット品に比べて単品を組み合わせていく分、
費用が高くなりがちですが、
今回ご提案したデザインは比較的コストを抑えている方かと思います。
↑こちらです。
カウンター、キャビネット部分は、オークの集成材を使用し、
部材を出来るだけ減らしてシンプルにして、現場の大工さんで造っていただきました。
水廻りなのでオークの表面はウレタン塗装で仕上げています。
ボウルはTOTOの洗面化粧台「ドレーナ」のボウルのみを使用。
元々、病院用流しを使用したいというご要望でしたが、
これが結構サイズが大きく、横に座れるオープンスペースも必要だったこともあり、
病院用流しを小型化したドレーナのボウルを代わりに採用しました。
カクダイというメーカーの壁付けの混合水栓を取り付け、
ミラーはサンワカンパニーの「カリモクミラー」です。
1面鏡のフレームがオーク材なので化粧台とのコーディネートも丁度良かったです。
鏡の横には小物を置くため、奥行きの浅いオークの棚を設えました。
真鍮の台座の照明器具とタオルリングはお客様の支給品です。
カウンターとミラーの間は、本当はタイル貼にしたかったのですが、
コストを抑えるため断念。
キッチンのコンロ前によく使う、不燃パネルで代用しました。
セメント調など色々なデザインから選べて、手入れもしやすくおススメです。
好みのデザインで、自分に合わせたサイズでつくることができる
オンリーワンの洗面化粧台。
「愛着」が生まれる住まいづくりの大事な要素ですね。