2024.01.20
こんにちは。住空間設計Laboの岩元です。
今回は間取りを考える際に重要になる階段の位置の考え方についてご紹介
させて頂きたいと思います。
新築の間取りを考える際に「階段の位置」はとても重要です。
リビングを通って2階に上がるリビング階段にするか…
それとも玄関から直接2階へ上がる階段にするか…
今回はリビング階段のメリットとデメリットをお伝えさせていただきます。
まずメリットですが
1つ目は家族の帰宅・外出が把握出来やすいという点です。
玄関から各部屋に行くまでの間に必ずリビングを通るので、帰宅時や外出時に家族と顔を合わせる機械が増え家族の行動を把握しやすくなります。
2つ目は家族間のコミュニケーションが増えるという点です。
家族の顔を合わす機会が増えるので家族間での挨拶をきっかけにコミュニケーションが生まれやすく
なる為、家族間の仲が深まりやすいとされております。
また、お子さんの交流関係も把握しやすくなる為安心です。
これらのメリットとは反対にデメリットもございます。
1つ目は冷暖房の効率が独立階段に比べると落ちてしまうということです。
リビング階段の場合階段部分は吹抜になっている為2階へ空気が流れやすくなってしまいます。
しかし、断熱性能や普段の生活の工夫で調整することが可能です。
暖かい空気は上に上がっていき冬場は足元が冷えやすくなる為
冬場はホットカーペットを使用したりして、足元を温める工夫をしていただくとよいかと思います。
また、シーリングファンを取付け空気が循環しやすくなるようにするのも効果的です!
そしてデメリット2つ目は匂いや音が2階へ漏れやすいという点です。
独立階段に比べると1階でのテレビの音やお料理の匂いが漏れやすくなってしまいます。
しかし、こちらもリビングと階段の間に廊下を設けたり、扉やロールスクリーン等で仕切ってあげると
緩和することが可能です。
以上がリビング階段のメリット・デメリットがになります。
ちなみに私の実家はリビングを通らず2階へ上がる間取りとなっており家族間のコミュニケーションが少なかった為リビング階段に憧れがあります(笑)
皆様のライフスタイルに合わせて階段の位置を検討してみてくださいね。