2023.09.22
皆様こんにちは。
住空間設計Laboでは見た目のデザインや間取りを、お住まいになる方に 合わせて十人十色で対応していますが、すべての家で共通する設計の 鉄則(ルール)を250項目設けています。
本日はその中から『美しく見せるひと手間』を抜粋してご紹介いたします。
①細かいパーツまで、色も段差も合わせます
余分なものは目立たないようにするのが、私たちの基本的な設計思想。
床と接する幅木や階段の「側板」(踏み板を支える壁側の板)、手すりは 内装の色と合わせてパーツごとに色を指定。
壁から浮かびあがって見えないように工夫しています。
側板の終点と幅木の高さもきれいに揃えます。
②整列すると、美しい
室内なら、コンセントと煙感知器。
トイレなら換気扇と窓と便器など、Laboではいろんなものを一列に揃えます。
そのためには、わざわざ下地を作るなど壁の裏側は手間がかかります。
それでも、ラインがそろっているほうが美しいから。理由はそれだけです。
➂きれいな面しか見せません
外に露出する部分は必ずきれいな面だけを見せるようにしています。
例えば、玄関のタイル。
直角にぶつかる角の部分は、両方とも角を斜めに削って合わせるなどして、 美しく見せるように工夫しています。
さらに、タイルは幅木より2~3mm奥まるよう、きれいに面を合わせているのも職人技です。
④気づかれないことをめざしています
外観上も、凸凹や余分なものが見えない状態が、一番い美しいと考えます。
どうしても外につける必要のある換気フードは外壁と同じ色で塗装して壁に溶け込ませています。
同じ色といっても、外壁材とは素材が異なるため、合わせるにはちょっとしたコツが必要です。
⑤天井と壁の境目
天井と壁でクロスを変えることは多いのですが、その継ぎ目が目立ってくることも。
特に階段など目線が近くなるところでは困ります。
それを防ぐため、天井の端に1cmの細かい溝を設け、溝の中でクロスを継ぐように。
大工さんとクロス職人さんの丁寧な仕事で、多少隙間が生じても目立ちません。
いかがでしょうか。
これらは普段意識していなくても、実は美しさや使い勝手を大きく左右することばかりです。
『見えない部分にこそ、ひと手間をかける』
それが住空間設計Laboの住まいです。