2022.08.12
足立 里奈
こんにちは。住空間設計Laboの足立です。
注文住宅において、2階LDKを考えられる方は多いと思います。
LDKが2階にあることで得られるメリットがある分、デメリットもあります。
本日は、2階LDKのメリットとデメリットを考えてみました。
○2階LDKのメリット
1つ目は、光を採り入れやすいことです。
この事例は、住宅密集地にある2階LDKのお家の写真です。
外壁の外はすぐ近くに隣の建物がありますが、
LDKを2階にし、さらに建物をコの字にし光が入るスペースを設けることで、
密集地とは思えない明るさのLDKを作ることができます。
2つ目は、プライバシーが確保しやすいことです。
LDKが1階にある場合は、通行人からの視線がきになります。
特に1階LDKに併設した庭がある場合、フェンスで目隠しをしても
隣の家の2階からの目線が気になることもよくあります。
この二つの事例は、2階LDKに庭として使える広さのバルコニーがある写真です。
この高さだと外に出ても周りからの目線が気になることはありません。
3つ目は、開放的な空間を作りやすいことです。
この二つの事例は、屋根形状に合わせてLDKの天井を勾配天井(ななめ天井)にしている写真です。
LDKの上が屋根であるからこそ このような形状にすることが可能です。
また、1階よりも構造的な負担が減るため、
2階LDKのほうが壁を減らすことが容易で、開放的な空間を作りやすいです。
○2階LDKのデメリット
1つ目は、階段の昇り降りが負担に感じることです。
毎日、帰宅してから2階に上がることは年齢を重ねる毎に負担になる可能性があります。
またキッチンが2階にあるので、食材やその他生活用品を2階に運ぶのも、
負担に感じる可能性があります。
2つ目は、比較的、夏は暑くなりやすい可能性があることです。
LDKの上は屋根ですので、屋根からの熱が、1階LDKの時に比べると、伝わりやすくなります。
暑く感じる場合は、シーリングファンやサーキュレーターで対策する必要があります。
長くなりましたが、2階LDKのメリットとデメリットについて紹介しました。
土地の条件やお家の間取りによって、それぞれ他にもメリットデメリットがあるかと思います。
それも考えた上で、どちらの方が自分たちの暮らしに合うか考え、
最適な間取りを考えるようにましょう。
■設計士 足立 里奈(Adachi Rina)
https://www.jk-labo.com/architect/detail.php?seq=233
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